新人臨床工学技士がスタートダッシュを決める方法!穿刺がうまいとモテるのか?

透析室では穿刺が上手だとモテる?

僕が新人臨床工学技士として働いていた時、穿刺がうまいとモテるとか、どんな仕事もできるだとか言われてました。

 

働いていた病院は臨床工学技士が30名くらいいたので、大所帯ですね。

 

モテたかったし、仕事ができるって言われたいから、穿刺ができるようになってからはめちゃ頑張りました。

 

じゃあ気づいたんですよね。

 

穿刺が上手な人がモテたり、仕事ができるんじゃなくて、

 

仕事ができる人がモテるし、穿刺も上手なんだと。そして仕事ができる人はコミュニケーション能力が高いと。

穿刺が下手な人は、向上心も無いし、責任感もない、野心もない。

病院という特殊な環境で働いているので、一般企業とはやはり全然違います。

 

仕事ができるからといって、歩合でお給料がもらえるわけではないし、(昇進は早いですけどね)その仕事をしてても、しなくても、定額もらえます。

 

働き蟻の法則と同じです。

 

働いている人がいれば、一定数サボっている人がいます。

 

みんなで同じ業務をしている以上、時間内に終われば問題ないですからね。

 

自分の分まで誰かが頑張ればいいのです。

 

でも、僕は全く納得できませんでした。

 

当然でしょう。

 

そんな働き方で何が楽しいの?って思いましたもんね。

 

デキル先輩とできない先輩は3ヶ月も一緒に働けば普通わかります。

 

というか、入社して、研修が終わって、配属後数日でわかると思います。笑

デキル臨床工学技士になるために、スタートダッシュのため、はじめにやるべきこと。

これは勉強じゃありません。

ぶっちゃけ、僕なんて、国家試験を108点(合格ライン)ぎりぎりで通っただけだし、配属されてから、先輩が教えてくれることの殆どが理解できませんでした。

 

同期のみんなは頭がよかったので、話についていけていたようですが、僕はさっぱり。

 

「浸透圧比の関係で血管内に水分が入ってくるからこんなに除水できるんだよ」

 

と教えられて、「へぇー!すごいですね人間の身体っって!!!」と単純に感動していました。

 

同期の臨床工学技士からはあとから

「そんなん学校でも実習でも習ったやん笑 何でしらんの?」

と言われたくらいです。

 

そんな僕ですが、全く落ちこぼれることはありませんでした。

 

それは、僕は最初の選択を間違えなかったからです。

厳しい先輩、忙しそうな先輩をおさえる!甘い先輩に頼りすぎない。

これにつきます。

 

配属後数日で厳しい先輩と優しい先輩のおおよその振り分けは完了すると思いますが、

楽な方に逃げてはいけません。

 

優しい=良い先輩ではないですよ。

 

注意してほしいのが、新人担当でもないのに優しい先輩の中です。

 

そういう人の中には居場所が無くて新人を取り込もうとしてくる人が一定数います。

 

仕事ぶりをしっかりチェックしましょう。

 

そんなことより、厳しい先輩や忙しい先輩。

 

このひとたちをどうやって押さえるかって?

 

まずは、挨拶。そして、見学です。

 

怒られたってかまいません。顔だけでも覚えてもらいましょう。

お前適当そうやしすぐ辞めそうやなwこういう言葉にどうじてはいけない。

入社後すぐにそう言ってきた先輩がいました。

 

「え、なんですか急にw」って感じでしたけど、あるき方や仕事ぶりを見ればその人が仕事ができるのは明らかでした。

 

おそらく、発言に大した意味はなく、反応を見られたんだと思います。

 

「辞めません。いろいろと勉強させていただきます!」

 

この言葉だけで十分ですからね。

アホになれ。強がるな、威張るな。

一発芸をしろとかそういうものではありません。

 

全部知らないフリをしろ。

 

先輩は後輩に負けたくないですから、必ずマウントをとってきます。

 

「 なんでこの薬つかってるか知ってるか?言ってみ?」

 

あまりにも基本的すぎることでは、知りませんは逆効果です。

(僕は頻繁にありましたけどね。笑)

 

逆効果ですけど、その後しっかりと勉強し直して、その先輩に答えあわせを後日でもいいのでしてもらいましょう。

 

ちょっと応用的なことだったり、習ったけど、国家試験に出ないようなことは

 

「えーっとわかりません。」

 

といって、教えてもらいましょう。

 

必要があれば調べます。

 

そうすることで、先輩と後輩の関係は深くなってゆきます。

 

これだけでスタートダッシュは十分です。

 

先輩が潜在的にコミュニケーションをとろうとしてくれているのです。

受け止めてあげてくださいね。

穿刺が下手な人にはかかわらないでいい。

穿刺が下手でいつも助けてもらっているような人はあまり深くかかわらないでいいと思います。

 

逆にフォローしてくれる、難しくてもチャレンジさせてくれる先輩にはしっかりとついていきましょう。

 

自分が穿刺をする頃になると、本当によく分かると思いますが、

 

フォローしてくれたり、チャレンジさせてくれる先輩って厳しい人が多いです。

 

厳しかったり、怖いのは責任感があるからともいえます。

 

だから、仕事ができるし、モテるんです。顔がどうこうじゃなくて、頼れる姿は単純にカッコいい。

 

自分もそうなりたければ、責任感を持って仕事ができる人間になりたいですよね。